ジョージ・ガオ師からのメッセージ

ごあいさつ

昨年のコンサートは音楽と生活が完璧に融合したと感じられる素晴らしいものでした。演奏のペースは程よく、充実した内容ながらも疲れすぎることはありませんでした。リハーサルを終えShaoqin Quartet の最も親しい音楽仲間たちと美しい街を散策している時、私の耳にはまだ演奏したばかりの素晴らしいメロディーの余韻が響いていました。その音色に包まれながら、日本の自然や文化に触れ素敵な風景を眺めていると、心の中に例えようもない幸福感が広がっていきました。この体験は、音楽が単なる演奏や芸術と言うだけではなく、私たちの生活に深く根差した詩的なものであることを実感させてくれたのです。

日本のShaoqin Quartet は非常にユニークな編成で、メンバーは2本の韶琴、1本のギター、1本のチェロで構成されています。Shaoqin Quartet の音楽スタイルは独特で、韶琴の繊細な旋律に加え、ギターやチェロのリズム感が見事に調和し、豊かな和音と多彩な音の変化を産み出します。MIKI、Hayato、DAICHI そして私が共に選んだプログラムは、私たち共通の想いから選び抜いたものです。挑戦的でありながら同時に耳に心地よく、流行を押さえつつ品格も兼ね備えています。音楽家と観客の双方が一つ一つの音の美しさを存分に楽しめるよう配慮してあります。毎日親密に過ごした仲間とリラックスした雰囲気の中で演奏する、それは音楽家同士の距離がさらに近づく感覚で、これまでの交響楽団とのコラボレーションとは全く異なる体験だったのです。

This video editing by 熊本比呂志
The sound mastering by 智詠

韶琴は二胡を基に改良された楽器で、二胡独特の音色と演奏技法はそのままに、大幅に表現可能な音域が拡張されています。高音から低音まで安定した音質を保ち、空弦音の音程もさらに正確になり、理想的な音量を容易に出すことができます。この革新的な設計により、韶琴で演奏できる曲目の幅が飛躍的に拡大し、ヴァイオリンやチェロ、フルートなどの楽曲も軽々と演奏可能になりました。さらに驚くべきことにアンプを接続することで、韶琴はさらに多彩な音色を表現できるようになるので、二胡愛好者にとっては最適な選択肢なのです。

SHAOQIN QUARTET 日本公演

2024年9月20日 まつもと市民芸術館
2024年9月22日 仙台・くぐりホール
2024年9月23日 気仙沼ヒラケル

上記各日本公演チケットはこちらから

 

 

 

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